しかしその人は、死の影がそこにあることを知らず、 彼女の客は陰府の深みにおることを知らない。
その家は陰府へ行く道であって、 死のへやへ下って行く。
その足は死に下り、 その歩みは陰府の道におもむく。
遊女は一塊のパンのために雇われる、 しかし、みだらな女は人の尊い命を求める。
主を恐れることは知識のはじめである、 愚かな者は知恵と教訓を軽んじる。
彼らは知ることなく、悟ることもなくて、 暗き中をさまよう。 地のもろもろの基はゆり動いた。
すなわち、彼らはこのことを認めようとはしない。古い昔に天が存在し、地は神の言によって、水がもとになり、また、水によって成ったのであるが、
彼女は多くの人を傷つけて倒した、 まことに、彼女に殺された者は多い。
思慮のない者の不従順はおのれを殺し、 愚かな者の安楽はおのれを滅ぼす。